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形成外科

診療概要

診療日時

毎週水曜日 午後 15:30~

形成外科とは

 形成外科は外科系診療科の中の一専門分野であることは、ご承知のとおりです。一般に「外科系診療科」は、(1)生命を救うこと(救命)、(2)痛みを除去すること(除痛)、(3)機能を回復すること(機能回復)、加えて(4)社会生活の質(QOL:quality of life)を向上させることを目的に、手術的治療を行います。この中で、形成外科は主として、機能回復とQOLの向上を目的とする専門外科です。
 形成外科には大別して二つの専門領域があります。一つは、組織の異常、変形や欠損などの「疾患」を治療対象とする「再建外科」であり、もう一つは、疾患とは言えないが、ご自身が大変気にしている微妙な形状を治療対象とする「美容外科」です。
 再建外科は「生まれつきの、またはけがや癌などで変形したり失われた体の表面や骨の異常を、機能の回復のみならず形も正常に近い状態に再建し、QOLの向上に貢献する」専門領域です。
 また、「美容外科」は、客観的には病気と認められない細微な形態変化を外科的に修復して、生活の満足度を向上させる専門分野と言えます。ただし、医療法上は形成外科と美容外科は各々独立した標榜科となっています。

 形成外科は上記のように、特定の臓器(呼吸器外科、脳神経外科など)の病気を治療対象とする外科ではなく、全身のあらゆる部位の異常や形態変化を治療対象としていますので、他の診療科と多くの境界領域を持っています。

 なお、形成外科の具体的な治療対象疾患については、形成外科の取り扱う疾患をご参照下さい。

 形成外科で治療を受けた方々が、笑顔で再び社会生活に復帰してゆく姿を見ることが、形成外科を専門とするわたしたちの最高の喜びです。

(社)日本形成外科学会ホームページ より

形成外科の診療内容

  • 皮膚の腫瘍 癌
  • 眼瞼下垂
  • 顔の変形 皮膚のひきつれ 手足顔の傷跡 顔面骨骨折
  • やけど
  • あざ 血管腫 リンパ管腫
  • 巻き爪 陥入爪
  • 唇裂 口蓋裂 小耳症 手足などの先天異常
  • 手足の神経麻痺 顔面神経麻痺
  • 骨髄炎・糖尿病性足潰瘍などに対する四肢温存手術
  • 失われた乳房の低侵襲での復元
  • リンパ浮腫 膀胱膣瘻 尿道欠損
  • 治りにくい皮膚の傷 床ずれなど

医 師

渡邊 敏之 (皮膚腫瘍外科専門医 形成外科学会専門医 皮膚悪性腫瘍学会)

レーザー治療

レーザーできれいな肌に

当院では、シミやソバカスの原因となっている皮膚の過剰なメラニンに選択的に反応し、安全に治療のできるアレキサンドライトレーザーを導入し、ダウンタイム※のない治療をおこなっております。
※治療後、日常生活に支障が生じる(ガーゼをあてる・お化粧ができない等)期間のこと。

当院でのレーザー治療の特長

1.選択的にメラニンに吸収されるので安全
2.痛みが少なく、治療後のケアーも簡単
3.照射野が大きいため治療時間が短い

肌にやさしいレーザー治療です。お気軽にお試し下さい。

治療前

  • 当院で使用するレーザーは波長755ナノメートルのアレキサンドライトレーザーです。皮膚のメラニン色素にだけ反応しやすいのが特徴です。
  • まず、患者さんの肌の状態、シミの種類(ソバカス、薄いシミ・濃いシミ、扁平なシミ・厚みのあるシミなど)などを見て、最も適正と思われるレーザーの設定で治療を行います。
  • 痛みは輪ゴムで弾く程度ですが、必要であれば麻酔薬による表面麻酔を行いますので心配ありません。1回の治療時間は10分程度です。

治療例

皮膚良性色素性疾患(シミ)

皮膚性色素性疾患(ソバカス)

治療後

  • 照射後、シミの部分はメラニンが反応し軽い炎症を起こしている状態ですので、擦ったりはしないで下さい。
  • お化粧や洗顔は治療の当日からできます。
  • レーザー治療後の肌は、紫外線の影響を受け易くなっていますので、外出時は日焼け止めを塗るなど紫外線防止対策を徹底して下さい。
  • 必要に応じて美白クリームの外用を行う場合もありますので、気軽にご相談して下さい。
  • レーザーの治療効果には肌の質、きめ、色調などで個人差があります。1回の治療で大変良く効くケース、数回の治療が繰り返し必要となるケースがあります。
  • 他の治療法と併用してレーザー治療を行うこともありますが、患者さんのお肌に最適な方法をその都度判断して治療を行っていきます。

治療の内容など詳しくお聞きになりたい方は受付までお申し出下さい。