特別養護老人ホームみどり荘の大規模修繕工事が完了しました。本工事は、倉敷市民間社会福祉施設等整備費補助金・倉敷市施設開設準備経費等支援事業費補助金を活用し、施設の老朽化や、ご利用者の居住環境の向上・職員の負担軽減や業務効率化を図ることを目的に実施しました。
ご利用者の「安心で安全」な生活環境、職員の「安心で安全」な働きやすい職場環境
1.全居室に離床センサー内蔵電動ベッド154台を導入

<特徴>
(1)非接触タイプでストレスの少ないセンサーマット
入床:呼吸による振動および荷重を感知して判定
離床:①センサーマット部分が体動を感知後、②設定時間内に人感センサーが移動を感知して判定 (①②の条件が離床判定となるため、寝返りや体動での誤報が防げる)
センサーは、マットレスの下にあるため、臥床時に違和感がなく安心して使用することができる。ま た、センター本体がご利用者の肌に直接触れることがないため、衛生的です。
(2)操作性に優れたキャスター
左右からの計6ヶ所にロックペダルを搭載。設置場所を問わずロック操作が可能。

(3)介護をサポートする収納
介護を考慮したサポート収納を搭載。



(4)モーター数
3モーターとなり、背上げ・足上げ・高さを、それぞれ単独での操作が可能。
2.LED化
LEDには赤外線・紫外線がほとんど含まれておらず、赤外線による熱的なダメージや紫外線による商品の退色リスクを軽減することが期待できます。また、水銀や鉛などの環境負荷物質も含んでいないため安全です。



3.空調・換気設備更新
感染拡大防止には、換気が有効な対策の一つとなります。自然換気では、安定した換気量を確保することができないため、空調・換気設備を更新したことで、効率的に安定した換気を行うことができます。
4.浴室排水溝修繕
近年、入浴設備において、レジオネラ属菌による感染症が多数発生しています。施設の衛生水準の向上と、ご利用者が安心して安全に、職員が安心して働ける職場環境を作るために排水溝を修繕しました。

この度の大規模修繕工事では、ご利用者やご家族をはじめ、近隣の皆様にご配慮・ご協力いただき誠にありがとうございました。
今後とも当施設をよろしくお願いいたします。